茶飲み話 一息ついてください

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平成29年6月30日(記)

  鶴岡出身の親友からの投稿です・・・・・・

・宮部みゆき・池波正太郎・平岩弓枝・藤沢周平、といえば共通するのは、時代小説‐江戸物‐の物書きでしょう。他にも多くの小説家が題材として選ぶ江戸物は、とにかく読んで楽しい。徳川の200年、戦のない時代背景が、裕福ではなくとも豊かな庶民文化を産んだのでしょう。庶民・町民は高尚とは言えなくとも、様々な娯楽・・浄瑠璃、歌舞伎、相撲見物、芝居見物・・を楽しみ、役者・遊女の錦絵、浮世絵そして(やじきた道中記)などの大衆小説も百花繚乱、また伊勢参り・日光巡り・成田詣・三社詣などの道中も盛んに行われたようです。これらの文化の発信は銭湯であり、ここが社交場として情報の集積と発信場になったようです。この銭湯の様子を描いた絵を、当時の外国の人が見て『なんと不潔な』と驚いたらしいが、混浴で楽しんでる当の本人たちは、何もいやらしい事などではなく、他愛のない話をし情報を交換し、近所づきあいを深めていたに過ぎなかったわけです。またよく言われることですが、江戸の町には<ゴミ一つ落ちていない、どうして?>と不思議がる外国人、先の銭湯風景などとも併せ、日本の文化は、よそでは考え難い独特な世界があったと言えます。欧米列強にアジア諸国で唯一植民地にされなかった

背景も、この日本の文化とも関係あるように思います。

 

平成29年5月8日(記)

 ともすれば我々は何事に対しても科学万能主義的な発想をしがちで、形とか現象とかは、一面からしか見ないで、原因 即 結果、つまり、こうすればこうなる、この薬を飲めばこの病は治る  ように簡単に帰結してしまいがちです。すべて化学的に判断してしまいがちです。このような西洋医学的思考方法も決して間違ったものではないし、人類に貢献していることも事実です。東洋医学は心と体の関係、人体の気、食物の味と効能を宇宙の摂理<陰陽五行>から解きほぐし、数種の因子が有機的に作用して、ある結果を導く  と教えています。日本人は、古くから中国・朝鮮からの医学により命を繋いできました。東洋医学健康法は、桂皮・ドクダミなど薬草・動物の部位を混合した漢方薬のような即効性のあるもの、様々な食べ物を食することによる健康の維持、太極拳のような徐々に循環と抵抗力を高める運動、などなど、過去からの連綿とした実証に支えられた生きた教えに他なりません。韓流ドラマ『ホジュン』を見ました。とても考えられない事も頻発しますが、それでもとても感動しました。東医宝鑑を編集した【心医】と呼ばれ実在したお医者さんのようです。

 

平成29年5月4日(記)

・端午の節句を祝うのにとても良い饅頭が、あります。千葉県印西市などではよくつくられるもので『ばらっぱまんじゅう』といいます。このばらっぱまんじゅうは、別に端午の節句に作られるものではありませんが、季節的にもとてもあっている気がします。子供たちと一緒に楽しく作れば、おいしさも倍増するものでしょう。作り方は矢印→(ばらっぱまんじゅう)を検索すれば出て来ます。

また山形などでは、これこそ端午の節句には欠かせないほとんどの家で作った『なたまき・笹まき』があります。なたまきは、笹に入ったゆべしに似たやはり餅の一種で、とても美味しい山形の

ちまきです。笹巻はこれももち米を笹に包んで蒸したもので、黄な粉砂糖をつけて食べます。特になたまきは、作る家々によって味が異なり、食べ比べするのも楽しいものでした。このなたまきの作り方もNETで検索出来ます。子供たちはこいのぼりを見ながら、なたまき・笹巻を食べ大きな夢を抱いたものです。端午の節句(こどもの日)は、菖蒲(尚武)の節句とも呼ばれ、ここから、鯉のぼり・

ちまき・兜などで祝う習慣が出てきたようです。